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10月末に任期満了となる日本商工会議所の三村明夫会頭(81)=日本製鉄名誉会長=が20日、会頭としての最後の記者会見に臨んだ。2013年の会頭就任時は日銀による大規模な金融緩和が始まった直後だった。会見では「消費者物価が狙い通り上がらず、国内経済の刺激もそれほどなかった。効果はどうだったか検証すべきだ」と注文。金融緩和が円安を加速させているとの認識も示し、最後まで政府・日銀に物申す「三村節」をさく裂させた。
三村氏は近年慣例の2期6年の任期で交代せず、政財界への幅広い人脈を見込まれて3期9年を務めた。「1億総活躍国民会議」や「新しい資本主義実現会議」など国の重要会議に参加し、中小企業振興や最低賃金の改定交渉などで国政に一定の影響力を及ぼした。
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