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円安と物価高

日本の物価が上がり始めました。円安・ドル高もコスト上昇に拍車をかけ、商品・サービスの値上げラッシュが続いています。

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160円台も「もはやおかしくはない」 円安進行に打つ手なし?

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1ドル=150円台となった円相場を示すモニター=東京都中央区で2022年10月20日午後4時40分、吉田航太撮影
1ドル=150円台となった円相場を示すモニター=東京都中央区で2022年10月20日午後4時40分、吉田航太撮影

 円安はどこまで進むのか――。東京外国為替市場で20日、円相場が一時1ドル=150円を下回り、1990年以来32年ぶりの円安・ドル高水準に更新した。政府・日銀は為替介入をちらつかせて市場をけん制するものの、円安に歯止めがかからない状況だ。急激な円安進行は輸入コストの増加に伴う物価上昇を招き、家計への負担もじわりと重さを増している。

 「急速で一方的な円安の進行は望ましくない。過度な変動には今後も適切な対応を取る」。鈴木俊一財務相は20日の参院予算委員会で、市場で進む円安をけん制した。しかし、市場の流れは変わらず、円相場は午後5時前に心理的節目とされる150円を突破した。

 政府・日銀は、円相場が1ドル=145円をつけた9月22日に24年ぶりの円買い・ドル売りの為替介入に踏み切った。しかし、10月3日に政府・日銀の「防衛ライン」とみられた145円を再び突破。今月中旬からは、毎営業日ごとに1円近いペースで急落している。

 明治安田総合研究所の小玉祐一フェローチーフエコノミストは、足元の市場の流れについて「市場は政府の追加の為替介入を警戒して、心理的節目の150円手前で『神経戦』を展開してきたが、最後には政府が『簡単には動けない』とみた」と解説する。

 市場の関心は、…

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【円安と物価高】

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