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児童2人を殺害したとして当時中学3年の少年が殺人容疑で逮捕された神戸連続児童殺傷事件を巡り、神戸家裁が20日、全ての事件記録を廃棄し、その経緯について調査しない方針を明らかにした。「酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)」の犯行声明に少年法改正――。注目を集めた事件で、非公開だった加害男性(40)の審判の内容などを検証することは将来的に困難となった。関係者からは家裁の対応に疑問の声が噴出した。
20日午前、神戸家裁で報道陣の取材に応じた担当者は「記録が廃棄されたことは事実」と説明しながら、いつ、誰が、どういう経緯で記録を廃棄したかについては「分からない」と繰り返した。経緯の調査や当時の職員からの聞き取りも「する予定はない」とし、その理由について「(廃棄当時の)職員個人の見解にとどまる」と述べた。
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