「そろそろ愛されたい」 バレー女子・JTが出した自虐広告の狙い
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「そろそろ地元に愛されたい」、「野球ファンからも愛されたい」――。兵庫県西宮市をホームタウンの一つとするバレーボール女子・Vリーグ1部(V1)のJTマーヴェラスが7月から、同市などを走る阪神電鉄の駅構内に打った広告だ。少しばかり自虐的なフレーズに込めたチームの狙いとは。
2020~21年シーズンまでV1を2連覇した強豪のJTは1996年から西宮市にある自前の体育館で練習し、試合会場のある大阪市とともに拠点としている。しかし、チームが西宮市などのイベントに参加した際、広報担当者が訪れた人に「マーヴェラスを知っていますか」と尋ねても、「初めて聞いた」といった反応が多いという。「地元の方になかなか認知されていない」のが課題だ。
集客についても、日本代表だった竹下佳江さんや大友愛さんが所属していたころは、リーグの中でも入場者数が多かったが「今はなかなか……」(広報担当者)なのが現状。背景にはチームよりも個々の選手にファンが付くというバレー特有の事情もあるとみる。15日に閉幕した世界選手権の日本代表に選手を送り出しているが、メディアへの露出は少なく、チームの認知度を上げられていない。
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