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阪神大震災

1995年1月17日に発生した阪神大震災。戦後初の大都市直下型地震が残した教訓・課題は今――。

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被災者の思い、消させぬ 阪神大震災「慰霊碑マップ」21年ぶり改訂 NPO「希望の灯り」 /兵庫

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改訂した震災モニュメントマップを手にする藤本真一さん=神戸市役所で、山本真也撮影
改訂した震災モニュメントマップを手にする藤本真一さん=神戸市役所で、山本真也撮影

小中などに配布へ

 NPO法人「1・17希望の灯(あか)り」(HANDS)は阪神大震災の慰霊碑などの場所を示した「震災モニュメントマップ」を21年ぶりに改訂した。前回の倍以上の340カ所を掲載。1万部を作成し、小中学校や希望者に無料配布する。震災碑の調査は5年前から途絶えており、代表理事の藤本真一さん(38)は「姿を消した碑や未掲載の碑があれば、情報を寄せてほしい」と呼びかけている。【山本真也】

 1995年1月17日の震災後、犠牲者への思いや災害の教訓を刻んだ碑が多数の犠牲者が出た自治会や避難所となった学校、遺族などの手で建てられた。一覧できる情報がなかったため、98年に毎日新聞の提唱で、震災ボランティアを続ける俳優の堀内正美さん(72)、阪神・淡路復興委員長を務めた下河辺淳さん(故人)、作家の陳舜臣さん(同)ら有志がマップの作成委員会を結成。99年1月、55カ所を記した初版10万部を発…

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【阪神大震災】

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