沖縄に寄り添う天皇陛下 戦争と平和への思い 即位後初訪問

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平和の礎を訪れ、粟国正昭さんの説明を受けられる皇太子ご夫妻(現在の天皇、皇后両陛下)=沖縄県糸満市の平和祈念公園で1997年7月15日午後3時26分、野村雄二撮影
平和の礎を訪れ、粟国正昭さんの説明を受けられる皇太子ご夫妻(現在の天皇、皇后両陛下)=沖縄県糸満市の平和祈念公園で1997年7月15日午後3時26分、野村雄二撮影

 天皇、皇后両陛下は22日、即位後初めて沖縄県を訪問される。国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭出席のためで、開会式(23日)には天皇陛下がおことばを述べる。陛下は1987年に初めて沖縄を訪れ、これまでに5度訪問してきた。太平洋戦争末期、住民を巻き込む地上戦で多くの犠牲者を出し、戦後も苦難を歩んできた沖縄。訪問を前に、関係者の証言などをもとに陛下の思いをたどる。

 「本当に戦争は悲惨だな」。初めて沖縄県を訪れた87年9月、陛下(当時は浩宮さま)は南部戦跡を巡る車内でそう漏らしたという。同乗した東宮侍従が「平和な風景ですが、まだ遺骨の収集も終わっていないそうです」と説明したことを受けての言葉だった。外にはサトウキビ畑ののどかな田園風景が広がっていた。

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