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1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件の全記録が神戸家裁で廃棄されていた問題で、家裁がこの事件を含め、過去の少年事件で記録を永久的に保存する「特別保存」にした例が一件もなかったことが判明した。当時は明確な基準がなく、運用が現場任せになって制度が機能していなかった可能性がある。専門家からは適正な保管に向けた法制化を求める声が出ている。
この問題で、神戸家裁は事件記録が2008~19年に廃棄されたとみているが、詳しい時期や記録の内容、廃棄を決めた経緯などは全て不明のままだ。廃棄について「適切ではなかった」とする一方、経緯に関する調査を否定し、遺族からも批判の声が出ている。
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