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9月のイタリア総選挙で第1党となった右派「イタリアの同胞」のジョルジャ・メローニ党首(45)が22日、ローマの大統領府で宣誓式に臨み、新首相に就任した。イタリアで女性が首相となるのは初めて。右派「同盟」やベルルスコーニ元首相が率いる「フォルツァ・イタリア」との右派連合による連立政権が発足した。
メローニ氏はかつて、第二次大戦時の独裁者、ムソリーニが率いた「ファシスト党」の流れをくむ極右政党に所属。欧州連合(EU)に懐疑的な発言もしていた。最近は主張を軟化させ、国際協調を重視する姿勢を示すが、欧州では警戒する声も根強い。
メローニ氏は21日、マッタレッラ大統領から新首相候補に指名されていた。新内閣は閣僚24人で構成。同盟のサルビーニ党首は、副首相兼インフラ担当相に就いた。ベルルスコーニ氏は入閣しなかったが、側近のタヤーニ元欧州議会議長が副首相兼外相に起用された。
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