部員ゼロの野球部監督に元プロ選手 高校球児に見せたい景色とは
毎日新聞
2022/10/23 14:00(最終更新 10/23 16:38)
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部員がゼロの高校野球部監督に、元プロ野球選手の就任が決まった。8年連続で入学定員割れが続く高校だが、新監督となる元プロ選手は「数年以内の甲子園出場」を掲げている。なぜか。それはこれから教える球児たちにぜひ見てほしい景色があるからだ。【中村園子】
野球部員がゼロの高校は、熊本県立岱志(たいし)高校(荒尾市)。2023年4月、監督に就任するのは、プロ野球ダイエー(現ソフトバンク)でプロ経験があり、中学硬式野球の指導で実績のある後藤将和さん(54)だ。
後藤さんは福岡県久留米市出身で、私立西日本短大付属高(同県八女市)の3年だった1986年夏、外野手として同校初の甲子園に出場した。卒業後は亜細亜大に進学。家庭の事情で中退した後、88年にドラフト外でダイエーに入団した。1軍出場はないまま翌年秋、球団を離れた。
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