横浜が浦和学院に零封勝ち　秋季高校野球・関東大会が開幕

　高校野球の秋季関東大会は22日、埼玉県営大宮公園野球場など2球場で開幕し、1回戦計3試合が行われた。神奈川勢の横浜と慶応、健大高崎（群馬）が25日の準々決勝に進んだ。横浜は今春のセンバツベスト4の浦和学院に2―0で零封勝ち。慶応は5―3で常磐大高（茨城）を降した。健大高崎は青藍泰斗（栃木）に4―2で逆転勝ちした。

　秋季大会の結果は、来春の選抜大会の出場校を選考する際の資料となる。【円谷美晶】

バッテリー「かみ合った」

横浜・村田浩明監督

　県大会までは杉山（遥希）と1年生キャッチャーの椎木（卿五）がうまくかみ合わなかったが、今日は2人がかみ合ってゲームを作れた。価値のある勝利だった。1年生が4人出ているので、正直そこが一番の不安材料だった。その1年生が奮起してくれて助かったので、次の試合は2年生がもっとやってくれるかなと思う。

「清原のホームラン大きかった」

慶応・森林貴彦監督

　（両チーム計20安打を放ち）点の取り合いになると思ったけど、イメージ通りのしんどい試合だった。勝因は、選手がしんどい試合は当たり前だと思っていること。日々たくましく成長しているので、次の試合が楽しみ。（四回の）清原（勝児）のホームランは大きかった。たまにしか打たないのでチームは盛り上がる。

先発の小玉は「球走っていなかったが踏ん張った」

健大高崎・青柳博文監督

　（先発の）小玉（湧斗）は球が走っていなくて、（先制されて）替えようかと思ったが踏ん張りましたね。このチームは打線は自信があるが、大会だとあまり打たない。粘り強く戦って、まとまりがある。（次に対戦する横浜は）非常に力のある選手がいっぱいいるので、なんとか粘り強く戦いたい。