特集

高校野球秋季大会2022

2022年の秋季高校野球トップページです。全国10地区で、新チームによる「秋の王者」が決まります。

特集一覧

秋季高校野球

秋季東海地区高校野球大会 大垣日大、名電を完封 市岐阜商は初戦敗退 /岐阜

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
【津商-市岐阜商】三回裏市岐阜商2死一、二塁、森が右前安打を放ち初得点=静岡市駿河区の草薙球場で 拡大
【津商-市岐阜商】三回裏市岐阜商2死一、二塁、森が右前安打を放ち初得点=静岡市駿河区の草薙球場で

 第75回秋季東海地区高校野球大会(東海地区高野連主催、毎日新聞社など後援)は22日、静岡市の清水庵原、草薙両球場で開幕し、1回戦4試合があった。県勢は大垣日大(岐阜2位)が1―0で愛工大名電(愛知3位)との接戦を制した一方、市岐阜商(岐阜3位)は2―10で津商(三重2位)に敗れた。

 このほか海星(三重3位)が4―2で常葉大橘(静岡2位)に勝ち、加藤学園(静岡3位)は6―5で至学館(愛知2位)にサヨナラ勝ちした。

 23日に両球場で予定される2回戦で、大垣日大と三重(三重1位)、東邦(愛知1位)と海星、常葉大菊川(静岡1位)と津商、中京(岐阜1位)と加藤学園がそれぞれ対戦する。【黒詰拓也、森田采花、皆川真仁、原諒馬】

1点を守り切る

 大垣日大が虎の子の1点を守り切った。一回、制球に苦しむ相手投手を攻めて1死一、三塁とし、4番米津の中犠飛で先制。主戦・山田は三塁を踏ませなかった。愛工大名電は足を絡めて揺さぶったが崩し切れなかった。

 エース力強い直球

【大垣日大-愛工大名電】力投する大垣日大の山田渓太投手=静岡市清水区の清水庵原球場で 拡大
【大垣日大-愛工大名電】力投する大垣日大の山田渓太投手=静岡市清水区の清水庵原球場で

 ○…「武器」と自負する伸びのある直球で相手打線を沈黙させてチームに勝利をもたらした。大垣日大の主戦・山田渓太(2年)は東海大会初戦というひのき舞台で「高校に入って初めて」という完封劇を演じ、充実した表情を浮かべた。

 外角に集める丁寧な投球でスコアボードに0を並べた。九回、制球が乱れて1死一、二塁のピンチを招いたが、落ち着いていた。力強い直球で2者連続三振を奪うとグラブをたたき、拳をぐっと握り白い歯を見せた。「どこが相手でも真っすぐで押す」。一本気な性格がにじむマウンドさばきだった。

大量失点で痛恨

 津商は二回に水谷駿希(1年)の中前適時打などで一挙に3点を先取した。五回にも水谷駿の左前2点適時二塁打などで3点を加え主導権を握った。市岐阜商は三回と五回に1点ずつ取り返す粘り強さを見せたが、及ばなかった。

精神面鍛え直す

 ○…市岐阜商は相手打線の猛攻に遭い、敗れた。北岡剛監督は「一番苦しいところで踏ん張りが利かない精神面の弱さを鍛え直したい」と悔しさをにじませた。

 主将の森楓真(2年)が三回2死一、二塁の好機に右前安打を放って初得点につなげたものの、その後は1点を返すのが精いっぱいだった。森は「打たれる場面が多く、気持ちが落ち込み、チームが崩れてしまった」と嘆きつつ「浮き沈みのないチームをつくっていきたい」と話した。

 3番手としてマウンドにも上がった森。今秋以降は野手ではなく投手一本でいきたいといい、「技術面も精神面も鍛えて背番号1をつけたい」と力を込めた。

【高校野球秋季大会2022】

時系列で見る

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集