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高校野球秋季大会2022

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秋季近畿地区高校野球大会 開幕 彦根総合、初戦競り勝つ 近大新宮に4-2 /滋賀

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【近大新宮-彦根総合】七回裏彦根総合無死一、三塁、森田が右中間三塁打を放つ=和歌山市の県営紀三井寺球場で2022年10月22日午後3時19分、飯塚りりん撮影 拡大
【近大新宮-彦根総合】七回裏彦根総合無死一、三塁、森田が右中間三塁打を放つ=和歌山市の県営紀三井寺球場で2022年10月22日午後3時19分、飯塚りりん撮影

 秋季近畿地区高校野球大会(近畿地区高野連主催、毎日新聞社、朝日新聞社後援)は22日、和歌山市の和歌山県営紀三井寺球場で開幕し、1回戦3試合があった。

 龍谷大平安(京都3位)が海南(和歌山3位)にコールド勝ちし、高田商(奈良2位)が乙訓(京都1位)にサヨナラ勝ち。彦根総合(滋賀1位)は近大新宮(和歌山2位)に競り勝った。

 23日は同球場で、大阪桐蔭(大阪1位)―神戸国際大付(兵庫2位)、履正社(大阪2位)―瀬田工(滋賀2位)、報徳学園(兵庫1位)―箕面学園(大阪3位)の1回戦3試合が予定されている。【大塚愛恵】

 彦根総合は同点の七回無死一、三塁、森田が右中間三塁打。続く徳村も中前適時打を放ち、この回計3点を勝ち越し。その後を継投で乗り切った。近大新宮は3点を追う八回、大槻の内野安打などで1死二塁とし、白井の左前打で1点を返したが、及ばなかった。


仲間の声で力みなく 彦根総合・野下(のげ)陽祐投手(2年)

彦根総合の野下陽祐投手(2年)=2022年10月22日午後1時52分、飯塚りりん撮影 拡大
彦根総合の野下陽祐投手(2年)=2022年10月22日午後1時52分、飯塚りりん撮影

 県大会決勝で初優勝してから、直球が浮かないように低く投げる練習をしてきた。

 序盤は四球を出し、三回には先制点を許した。「テンポが悪く、力んでしまった」と振り返る。四回からは森田櫂捕手(2年)に「打たせていこう」と言われ、野手を信頼し、打たせて取るピッチングを意識すると、自然と力みが取れたという。七回表1死二、三塁に追い込まれた場面では、仲間から「1点取られても裏で取り返すから」と言われ、思いっきり投げた。最後の打者を三振に抑えるなどピンチを無失点で切り抜けた。

 「低い直球でインコースを攻めることができたので90点を付けたい」と振り返るが、宮崎裕也監督は「野下にはもっと期待している。今日は力んで見えたが、打たせて取るピッチングができれば彼の持ち味が出てくる」と期待を寄せる。

 「初戦を突破できて安心した。強豪校が多いが、チャレンジャーとして自分たちの実力を試したい」と意気込んだ。【飯塚りりん】

【高校野球秋季大会2022】

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