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高校野球秋季大会2022

2022年の秋季高校野球トップページです。全国10地区で、新チームによる「秋の王者」が決まります。

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秋季近畿地区高校野球大会 高田商、サヨナラ勝ち /奈良

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【乙訓-高田商】九回裏高田商2死一、二塁でサヨナラ適時打を放つ高島=和歌山市の県営紀三井寺球場で2022年10月22日午後1時10分、川畑岳志撮影 拡大
【乙訓-高田商】九回裏高田商2死一、二塁でサヨナラ適時打を放つ高島=和歌山市の県営紀三井寺球場で2022年10月22日午後1時10分、川畑岳志撮影

 秋季近畿地区高校野球大会(近畿地区高野連主催、毎日新聞社、朝日新聞社後援)は22日、和歌山市の県営紀三井寺球場で開幕し、1回戦3試合があった。

 龍谷大平安(京都3位)が海南(和歌山3位)にコールド勝ちし、高田商(奈良2位)が乙訓(京都1位)にサヨナラ勝ち。彦根総合(滋賀1位)は近大新宮(和歌山2位)に競り勝った。

 23日は同球場で、大阪桐蔭(大阪1位)―神戸国際大付(兵庫2位)、履正社(大阪2位)―瀬田工(滋賀2位)、報徳学園(兵庫1位)―箕面学園(大阪3位)の1回戦3試合が予定されている。【大塚愛恵】

 高田商は両校無得点の九回2死から米田真浩、仲井の連打で一、二塁とし、高島の中前適時打でサヨナラ勝ち。先発・仲井は相手打線を2安打に抑えた。乙訓は再三のピンチを堅守でしのぎ続け、一回と四回、二塁に走者を進める好機を作ったが均衡を破れなかった。


 ■熱球

つないで好機作る 高田商・米田真浩選手(2年)

サヨナラのホームを踏み、ガッツポーズをする高田商の米田真浩=和歌山市の県営紀三井寺球場で2022年10月22日午後1時10分、川畑岳志撮影 拡大
サヨナラのホームを踏み、ガッツポーズをする高田商の米田真浩=和歌山市の県営紀三井寺球場で2022年10月22日午後1時10分、川畑岳志撮影

 「粘り勝ったぞ」。ホームに滑り込んでサヨナラ勝ちを決めると力強くガッツポーズをした。九回裏2死から左前打で出塁。「延長は全く考えてなかった」といい、ずっと大事にしてきた「つなぐ」意識で好機を作り、サヨナラ勝ちにつなげた。

 差し込まれて打球が右方向に詰まる癖を直すため、秋の県大会終了後、左中間に打ち分ける練習に取り組んだ。その成果が出て、この日放った3本の安打は全て左前打。接戦が続く中、好機を作り続けた。

 県大会では、背番号は2桁ながら練習に対する姿勢や守備を評価され、途中からスタメンに抜てきされた。「打撃でのこの活躍は想定外。でも、センバツに行くにはこういう想像を超えていく選手が必要」と赤坂誠治監督を笑顔にさせた。

 打撃は得意ではなく、3安打の活躍も新チームになって初めてだと言うが、「チームがセンバツに出られるように、つなぐ意識を持って、次からの試合も頑張りたい」と意気込んだ。【川畑岳志】

【高校野球秋季大会2022】

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