特集

安倍晋三元首相銃撃

2022年7月8日、演説中の安倍元首相が銃撃され、死亡しました。その後の「国葬」にも疑念が…。

特集一覧

国会追悼演説で注目 野田元首相の「演説力」と安倍氏との因縁

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
党首討論を終えて16日解散に言及した野田佳彦首相と握手する自民党の安倍晋三総裁=国会内で2012年11月14日午後3時49分、宮間俊樹撮影
党首討論を終えて16日解散に言及した野田佳彦首相と握手する自民党の安倍晋三総裁=国会内で2012年11月14日午後3時49分、宮間俊樹撮影

 国会で25日、安倍晋三元首相の追悼演説をする立憲民主党の野田佳彦元首相(65)。2011年民主党代表選の「どじょう演説」で首相の座ををたぐり寄せるなど、弁舌の巧みさには定評がある。野田氏の「演説力」と安倍氏との因縁を改めて振り返った。【安部志帆子】

 野田氏は衆院千葉4区選出で当選9回。自らを「自衛官のせがれ」と称し、立憲民主党内では保守系と位置づけられることが多い。数多くの政治家を輩出する松下政経塾の1期生で、千葉県議を経て1993年衆院選で日本新党から初当選した。鳩山内閣で副財務相、菅直人内閣で財務相を歴任し、11年9月に民主党政権3人目の首相に就いた。

 野田氏は県議に立候補する前、「演説が下手で困っている」と政経塾の塾長、故松下幸之助に相談したところ、「駅に立って大きい体と顔を覚えてもらったら」と言われ、地元・千葉県船橋市の駅前などで朝の街頭演説を始めたとされる。長年の努力のたまものか、野田氏は政界有数の「演説上手」として知られる。

 11年の民主党代表選では、投票前の演説で自らの体形を「メタボ」と語り、詩人の相田みつをさんの「どじょうが金魚のまねをした時、にせものになる」を引用した。…

この記事は有料記事です。

残り981文字(全文1483文字)

【安倍晋三元首相銃撃】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の筆者
すべて見る

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集