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中国電力(広島市)が原発建設を計画する山口県上関町で、前町長の辞職に伴う町長選が23日投開票された。計画推進派の前町議会議長、西哲夫氏(75)が反対派の住民団体役員、木村力氏(75)を破り、初当選を果たした。投票率は74・97%(前回2011年は87・55%)だった。
1982年に計画が浮上して以降、無投票だった15、19年を除く町長選で、推進派が勝利するのは10回連続となる。得票は西氏が1154票、木村氏が486票だった。
11年の東京電力福島第1原発事故で計画は事実上凍結された。町が「原発に頼らないまちづくり」の模索を続ける中、岸田文雄首相が原発の新増設や建て替えなどについて検討を進める方針を8月に表明。無所属新人同士による11年ぶりの選挙戦は、計画の是非が改めて争点となった。
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