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高校野球秋季大会2022

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秋季関東地区高校野球大会 山村学園逆転勝ち 九回一挙3点、2回戦へ /埼玉

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 第75回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催、毎日新聞社など後援)は23日、さいたま市大宮区の県営大宮公園野球場など2球場で残りの1回戦4試合が行われた。秋の関東大会初出場の山村学園(埼玉3位)は土浦日大(茨城1位)との初戦に臨み、九回に逆転して6―4で勝利した。25日の2回戦で、山村学園が山梨学院(山梨1位)と、昌平(埼玉1位)が慶応(神奈川2位)とそれぞれ対戦する。【山崎恵利花】

高野2点三塁打

 山村学園は1点を追う九回、山田の内野安打と小松の二塁打で1死二、三塁とし、高野の右越え三塁打で逆転。続く今岡も適時打を放った。土浦日大は3度リードしたが山村学園の2番手・西川に中盤で抑えられたのが響いた。


 ■ズーム

意地の一打見せた 山村学園・今岡達哉主将(2年)

 同点で迎えた八回裏、二塁手の守備で失策。相手チームの1点追加につながり、ベンチ前で土下座し「ごめん」と叫んだ。九回表に高野壮瑠(2年)の2点三塁打で逆転した後の打席。チェンジアップにあわせ1点追加の左適時打を放ち、主将の意地を見せた。「絶対に打つ、という自分の気持ちの強さが出た一打」と語った。

 秋の県大会後の練習試合で1勝もできず、苦しい状況が続いた。「後ろにつなぎながら粘り、最後に逆転するという自分たちの野球ができた」と振り返る。

 理想の主将像は、今夏の甲子園で準優勝した聖光学院(福島)の赤堀颯。「彼のように魂を込めてチームを引っ張れるキャプテン」を目指す。主将としてチームに及ぼす影響力を自覚し、一球一球集中できるように周りへの声かけを意識しているという。

 「チャレンジャー精神で目の前の敵をやっつける」。真っすぐなまなざしで2回戦への思いを誓った。【山崎恵利花】

【高校野球秋季大会2022】

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