EU、輸入ガス価格の上限設定で調整難航 自国優先のドイツに批判も

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会談するフランスのマクロン大統領(左)とドイツのショルツ首相=ブリュッセルで2022年10月20日、ロイター
会談するフランスのマクロン大統領(左)とドイツのショルツ首相=ブリュッセルで2022年10月20日、ロイター

 欧州連合(EU)の加盟国が域外から購入する天然ガス価格に上限を設定すべきかどうかで調整が難航している。20~21日のEU首脳会議でも議論されたが、合意には至らなかった。推進派のフランスと反対派のドイツが激しく対立している。

 「政治的に価格に上限を設けることで、生産者がガスを他に売ってしまうリスクがある」。ドイツのショルツ首相はドイツ議会で20日、そう演説した。

 ドイツが懸念するのは、EUが輸入価格を抑えることで、米国やカタール産の液化天然ガス(LNG)が、より高い価格で購入する国や企業へと輸出され、欧州の必要分を確保できなくなる事態だ。ショルツ氏は、競合相手として日本や韓国の国名を挙げながら、そのリスクを訴えた。

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