連載

いきものと生きる

侵略的外来種などの研究で知られる五箇公一さんが生き物に関するあれこれをつづります。

連載一覧

いきものと生きる

あのやっかいな感染症も DNAで探る生物の過去

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
オーストラリアなどが原産のイエアメガエル(家雨蛙)。新興感染症「カエルツボカビ」は世界の希少なカエル集団に絶滅の危機をもたらしているとされる
オーストラリアなどが原産のイエアメガエル(家雨蛙)。新興感染症「カエルツボカビ」は世界の希少なカエル集団に絶滅の危機をもたらしているとされる

 ネアンデルタール人由来の遺伝子を、現代人も受け継いでいる――。そんな研究が、今年のノーベル医学生理学賞に輝きました。過去の生物の遺伝情報をたどる研究は、人間以外の動物でも進んでいるようです。国立環境研究所生物多様性領域生態リスク評価・対策研究室長の五箇公一さんが、ある動物をめぐるやっかいな感染症の歴史について解説します。

 今年のノーベル医学生理学賞に輝いた独マックスプランク進化人類学研究所のスバンテ・ペーボ教授は、ネアンデルタール人やデニソワ人といった旧人類の化石に残るDNAを分析することで、その遺伝的構造を明らかにして、人類の進化プロセスについて新たな事実を次々と発見した。

この記事は有料記事です。

残り1069文字(全文1361文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集