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重大な少年事件の記録を各地の裁判所が廃棄していた問題で、2006年に奈良県田原本町で母子3人が死亡した放火殺人事件の記録を奈良家裁が廃棄していたことが判明した。この事件では、当時16歳だった長男が少年審判で保護処分となったが、供述調書が外部に漏えいする問題が起きた。家裁は廃棄について「保存期間を過ぎたため」と説明している。
家裁によると、記録を廃棄したのは17年3月。最高裁の内規では、少年が26歳に達するまで保存すると規定している。社会の耳目を集めた事件などを永久的に保存する「特別保存」にしなかった理由は「答えられない」としている。
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