沖縄尚学、明豊など勝利　8強出そろう　秋季高校野球・九州大会

　高校野球の秋季九州大会は24日、沖縄市のコザしんきんスタジアムなどで1回戦の残り4試合があり、ベスト8が出そろった。

　沖縄尚学は知花慎之助（2年）の2打席連続本塁打などで鳥栖（佐賀）に8―2で勝利。今春の九州大会準優勝の西日本短大付（福岡）は6―5で鹿屋中央（鹿児島）にサヨナラ勝ちした。今夏の甲子園に出場した海星（長崎）は4―3で東海大熊本星翔との接戦を制した。今夏甲子園出場の明豊（大分）は23年ぶり出場の高鍋（宮崎）に2―0で勝利した。

　25日は休養日で、26日の準々決勝は東福岡―大分商、長崎日大―日本ウェルネス（沖縄）、西日本短大付―海星、沖縄尚学―明豊が対戦する。

　沖縄尚学・知花慎之助中堅手　（初回先頭打者本塁打を含む2打席連続本塁打）2打席連続本塁打は初めて。自分の仕事ができたのでうれしいです。1打席目は真ん中低めの直球かチェンジアップ。2打席目はインコースの真っすぐ。1打席目はボールに差し込まれていたので打つポイントを前に修正した。1番打者として塁に出ることを言われている。強く振ることを意識してスイングしています。

　明豊・川崎絢平監督　途中まで1―0と苦労はしたが、先発の中山が5回0点に抑えて、後半勝負に行くというゲームプランはできた。（七回1死一、二塁でマウンドに上がった背番号1の森山は）経験がある投手。こういう舞台になればなるほどいい活躍をしてくれる。最後まで締めてくれたのは次以降の試合でも心強い。主将の西村が体調不良で、基本は三塁手で準備をしている西川が急きょセンターを守った。風が強い中で大きな賭けだったが、球際に強く神がかっていた。（2点目を加えた）八回は先頭打者で出塁して、ラッキーボーイ的な存在だった。