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高校野球秋季大会2022

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北陸・友広陸、気迫の3連続ストレート 秋季高校野球北信越決勝

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【北陸-敦賀気比】延長十三回、最後の打者を見逃し三振に打ち取り雄たけびをあげる北陸の友広陸=新潟市のハードオフエコスタジアム新潟で2022年10月24日午後1時28分、伝田賢史撮影 拡大
【北陸-敦賀気比】延長十三回、最後の打者を見逃し三振に打ち取り雄たけびをあげる北陸の友広陸=新潟市のハードオフエコスタジアム新潟で2022年10月24日午後1時28分、伝田賢史撮影

 高校野球の秋季北信越大会は24日、新潟市のハードオフエコスタジアム新潟で福井県勢同士の決勝が行われ、北陸が延長十三回タイブレークの末、敦賀気比を2―1で破り、34年ぶり2回目の優勝を果たした。延長に入り救援登板した北陸のエースが、無失点でピンチを切り抜けた。

制球力に自信があるからこそ

 最後の打者を見逃し三振に打ち取ると、思わずグラブをたたいてほえた。北陸のエース・友広陸投手(2年)。1点リードの延長十三回タイブレーク、2死満塁で迎えた打者に3ボール0ストライクのピンチを迎えたが、そこから投じたのは3球続けて渾身(こんしん)のストレート。最後は高めに甘く浮いたが、相手打者にバットを出させなかった。「どきどきしていたけれど、自分の一番自信のある球。気持ちで勝てたから、勝負にも勝てた」。マウンドに駆け寄った仲間にもみくちゃにされた。

 185センチの長身から130キロ台半ばの速球を投げ下ろし、スライダーなどの変化球も低めに操って凡打を誘う制球力が生命線だ。準決勝までの3試合でいずれも先発し、準々決勝の完封を含めて21回を3失点とフル回転してきた。

 決勝は疲労を考慮され、延長十回2死二塁のピンチからの救援登板で後続を断った。延長十三回タイブレークも、犠打で1死二、三塁となったが、続く打者3人への初球は「ゴロを打たせる意識で」といずれも低めに外すスライダー。制球に自信があるからこその配球だった。

34年ぶりの秋季北信越大会優勝を決め、マウンド上で喜ぶ北陸の選手たち=新潟市のハードオフエコスタジアム新潟で2022年10月24日午後1時28分、伝田賢史撮影 拡大
34年ぶりの秋季北信越大会優勝を決め、マウンド上で喜ぶ北陸の選手たち=新潟市のハードオフエコスタジアム新潟で2022年10月24日午後1時28分、伝田賢史撮影

 夏の福井大会でも登板したが、自身が先発した決勝では敦賀気比に打ち込まれて敗退。「悔しい思いをして、ここまで練習してきた」と大一番で気迫を前面に押し出した。林監督も「疲労で球は走っていなかったが、3ボールになった場面で粘れたのは成長」と目を細める。

 直近の甲子園に4季連続出場し、秋季大会3連覇を狙った北信越の雄を倒しての優勝。勢力図に変化の兆しも感じさせる勝利となった。【伝田賢史】

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