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岸田文雄首相は25日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題を受けて辞任した山際大志郎前経済再生担当相の後任に、後藤茂之前厚生労働相(66)=衆院長野4区=を就任させた。8月まで岸田内閣で厚労相を務めた後藤氏を再起用する安定重視の人事で今国会審議への影響を最小限に食い止めたい考えだ。
首相は同日、首相官邸に後藤氏を呼んで起用を伝達。その後、記者団に対し「政治経験の豊富さ、説明能力の高さ、経済社会の変革に向けた情熱の3点を重視し、即戦力としてお願いすることにした」と起用の理由を説明した。
後藤氏は自民党が教団側と何らかの接点があるとして氏名を公表した党所属国会議員125人に入っておらず、教団との距離感も考慮された模様だ。首相は後藤氏と教団との関係性について「まずは自ら精査し、接点が確認されたならば説明責任を尽くし、未来に向けて関係を絶ってもらう。これを大前提として就任をお願いした」と語った。
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