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「犬の値段なんて10倍に跳ね上がったんですわ。ようさん売れましたわ」。ブリーダーとして長年活動してきた滋賀県の70代男性が毎日新聞の取材に応じ、新型コロナウイルス禍に伴うペット業界の「巣ごもり特需」をこう振り返った。男性は売り上げの一部を故意に申告しなかったとして、「目を疑うような追徴課税」を求められた。(男性との一問一答は後段に掲載しています)
男性は過去に別の仕事をしていた際、気分転換の一環で散歩が日課になり、「散歩の友」を求めて犬の購入を始めた。趣味で飼育を始めたが、その愛くるしい表情に癒やされて数が増えていき、そのうちブリーダーとして活動するようになった。
<「『巣ごもり特需』バブル 犬猫ブリーダー6人申告漏れ2.3億円」の記事はこちら>
「廃業も考えていた」が
自宅近くの犬舎で繁殖を重ね、主にオークション会場で犬を販売してきたという男性。犬種によって価格は異なるが、数年前まで…
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