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北九州市60年

5市合併で北九州市が誕生し2023年2月で60周年。「九州初の100万都市」の歴史を振り返り未来を展望します。

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「強くてやさしい」世界に 北九州市女性管理職パイオニアの願い

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アジア女性交流・研究フォーラムの設立準備に奔走した日々を振り返る寺田和子さん=北九州市小倉北区で2022年9月14日午後3時18分、青木絵美撮影
アジア女性交流・研究フォーラムの設立準備に奔走した日々を振り返る寺田和子さん=北九州市小倉北区で2022年9月14日午後3時18分、青木絵美撮影

 5市が合併して誕生した北九州市は2023年2月で市制施行60周年を迎える。60年を街とともに歩んだ各界の人々を訪ね歴史を振り返り、これからの都市像を考える。

    ◇

 1988~89年、当時の竹下登内閣の「ふるさと創生事業」で、全市町村に使い道自由の1億円が配られた。金塊購入や温泉の採掘に充てる自治体が話題をさらう中、北九州市は、アジアの女性の地位向上などに取り組む「アジア女性交流・研究フォーラム」の設立費用に充てた。その過程で、生え抜きの市職員で初めての女性管理職に寺田和子さん(74)が就いた。

 寺田さんは旧八幡市生まれで、北九州市発足7年後の70年、市役所に入った。同期40人弱のうち女性は4人で、他の3人は結婚などで退職。「いつしか定年まで勤めることが目標になったかも」。図書館や文化、国際交流の部署を担当し89年秋、フォーラム設立準備を担当する課長級ポストに就く辞令を受けた。

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