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○ヤクルト7―1オリックス●(25日・京セラ)
主将のお目覚めだ。先発メンバーのうち、唯一1、2戦ともに無安打と調子の上がらなかったヤクルト・山田哲人。指揮官の任せた「1番」打者で、背番号「1」の大黒柱が、日本シリーズ2勝目を引き寄せる価値ある一発を放った。
打線がオリックス先発・宮城大弥の緩急を生かした投球に手を焼きながらも作った五回2死一、二塁の好機。1ストライクからの2球目、147キロ直球を山田らしい体全体の回転を使ったスイングで左翼席に運んだ。「しっかりミートしようと。ただそれだけ」
初戦は4三振を喫するなど、2戦目まで9打数無安打。この日の第2打席で詰まった当たりが幸いしてようやく初安打が生まれた。苦悩する姿を見てきたのだろう。ベンチでは、シーズン通して苦楽をともにしてきた村上宗隆が跳び上がりながら手をたたき、子どものように喜んだ。そんなベンチの様子に「うれしい。たくさん迷惑を掛けていたし、杉村(繁)コーチ、大松(尚逸)コーチにもアドバイスいただいた。感謝したい」と笑顔を見…
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