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高校野球秋季大会2022

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秋季関東地区高校野球大会 作新、専大松戸に惜敗 5安打苦戦、県勢姿消す /栃木

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【作新学院-専大松戸】五回表作新学院無死一塁、高森が勝ち越しの適時三塁打を放つ=さいたま市大宮区の埼玉県営大宮公園野球場で2022年10月25日午前11時42分、鴨田玲奈撮影 拡大
【作新学院-専大松戸】五回表作新学院無死一塁、高森が勝ち越しの適時三塁打を放つ=さいたま市大宮区の埼玉県営大宮公園野球場で2022年10月25日午前11時42分、鴨田玲奈撮影

 第75回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催、毎日新聞社など後援)は25日、さいたま市大宮区の埼玉県営大宮公園野球場などで2回戦4試合があり、栃木1位の作新学院は専大松戸(千葉1位)に5安打に抑えられ、3-4で惜敗した。県勢は2校とも姿を消した。【鴨田玲奈】

投手陣粘れず

 専大松戸は七回、平野、宮尾の連打で2死一、二塁として清水友の三塁打と中山の適時打で逆転。三回からロングリリーフの平野が好投した。作新学院は五回に高森の三塁打などで勝ち越したが投手陣が粘れなかった。


 ■ズーム

作新学院の主将、草野晃伸捕手(2年)=さいたま市大宮区の埼玉県営大宮公園野球場で2022年9月26日、鴨田玲奈撮影
作新学院の主将、草野晃伸捕手(2年)=さいたま市大宮区の埼玉県営大宮公園野球場で2022年9月26日、鴨田玲奈撮影

悔しい失点、前を向く 作新学院・草野晃伸主将(2年)

 3-1で迎えた七回裏2死一、二塁のピンチ。扇の要としてもチームをまとめる主将はマウンドに駆け寄り、エース・川又の背中をたたいて励ました。だが、直後に初球をはじき返され、同点にされた。「初球を一番気をつけないといけないと話していたのに。自分のリードで負けた」

 今夏の県大会準決勝で敗れた後、「0点で抑える限り負けない」と守備を中心に練習を重ねてきた。「3年生のために、絶対センバツに連れて行こうと話していた。1点差で負けたのは本当に悔しい」と目に涙をためた。

 ただ、収穫もあった。交代でマスクをかぶった三回途中から六回まで無失点に抑えた。「打者の仕草を細かく見られた。足の踏み込み方や立ち位置で、どんな球を意識しているか分かる」とプレッシャーのかかる試合で手応えも感じた。

 「この負けをバネにして、選手一人一人が一段二段レベルアップしたチームを見せられるように頑張りたい」。春に向け、最後はまっすぐ前を見て言い切った。【鴨田玲奈】

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