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高校野球秋季大会2022

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秋季関東地区高校野球大会 健大高崎、横浜破る 4強進出 29日、山梨学院と対戦 /群馬

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【健大高崎-横浜】八回表健大高崎無死一塁、中前打を放つ4番・佐藤志龍=さいたま市大宮区のレジデンシャルスタジアム大宮で2022年10月25日、西本龍太朗撮影 拡大
【健大高崎-横浜】八回表健大高崎無死一塁、中前打を放つ4番・佐藤志龍=さいたま市大宮区のレジデンシャルスタジアム大宮で2022年10月25日、西本龍太朗撮影

 第75回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催、毎日新聞社など後援)は25日、さいたま市のレジデンシャルスタジアム大宮など2球場で2回戦4試合が行われた。県大会を制した健大高崎は横浜(神奈川1位)に5―3で勝ち、準決勝に駒を進めた。4強入りは、優勝した2020年以来で6回目。

 準決勝は29日、埼玉県営大宮公園野球場(同市)で行われる。健大高崎は10時半から、今夏の甲子園に出場した山梨学院(山梨1位)と対戦する。【西本龍太朗】

八回好機生かす

 健大高崎が接戦を制した。八回、3安打などで1死満塁とし、箱山が走者一掃二塁打で決勝の3点を入れた。横浜は緩急を利かせて粘る健大高崎の先発・小玉を攻略できず、五回の井上の適時打による2点に終わった。


 ■ズーム

健大高崎の箱山遥人捕手(1年)=さいたま市大宮区のレジデンシャルスタジアム大宮で2022年10月25日、西本龍太朗撮影 拡大
健大高崎の箱山遥人捕手(1年)=さいたま市大宮区のレジデンシャルスタジアム大宮で2022年10月25日、西本龍太朗撮影

冷静リードで勝利導く 健大高崎・箱山遥人捕手(1年)

 青柳博文監督から「勝負強さ」を買われ、8番から一つ打順を上げて臨んだ試合で期待に応えた。

 同点で迎えた八回1死満塁の場面。フルカウントからの6球目、高めに浮いた変化球をフルスイングした。「ちょっと詰まった感覚」だったが、浅めの守備位置だった外野手の頭上を越え、走者一掃の勝ち越し打となった。

 1年生ながら県大会から先輩投手を冷静にリードしてきた。この日、9回150球で完投したエース小玉湧斗(2年)については「(目の前の打者との対戦に)熱くなってしまう部分がある」と話す。九回、甲子園経験のある1番打者を迎える前、マウンドに駆け寄って「3点差がついているので自信を持って投げてくるように」と伝えた。エースは見事、3者凡退に抑えた。

 来春のセンバツ出場校を選考する際の参考資料となる今大会。「次の試合も勝つために、自分たちのやることは変わらない」。2年ぶりの頂点に向け、気を引き締めた。【西本龍太朗】

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