- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

国際貢献を目的に、外務省が実施している政府開発援助(ODA)の無償資金協力で、トルコとフィリピンへの計2件が十分な事業効果を上げていないことが会計検査院の検査で判明した。現地の小学校の改修費に充てられたのに閉校したり、給水システムの整備費に充てられたのに十分に作動しなくなったりしていた。検査院は26日、同省に対して原因究明や援助の有効活用を現地に働きかけるよう求めた。
政府は2015年に閣議決定した開発協力大綱により国際協力活動を推進しており、同省と国際協力機構(JICA)が開発途上地域へのODAを実施している。その中で、在外公館から現地の非政府組織(NGO)や地方公共団体などに援助する比較的小規模なプロジェクトは「草の根無償」と呼ばれる。
この記事は有料記事です。
残り377文字(全文702文字)