- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

作家の太宰治(1909~48年)が友人の画家、鰭﨑(ひれさき)潤(11~89年)を描いた肖像画が、東京都内の鰭﨑のアトリエで見つかった。画家の友人が多かった太宰は、自身も絵をたしなんだことで知られるが、対象を特定できる肖像画は珍しい。手書きの言葉が添えられた献呈本も見つかり、2人の交友関係を示す資料として注目されそうだ。
太宰は義弟の画家、小館善四郎を通じて鰭﨑と知り合った。39年、太宰は鰭﨑の見つけた三鷹村(現・東京都三鷹市)の借家に甲府市から転居。隣の小金井町(現・小金井市)に住んでいた鰭﨑と互いの家を行き来し、文学・芸術談議に花を咲かせた。
この記事は有料記事です。
残り489文字(全文766文字)