暴力団組長らに住所など捜査情報漏えい 元警察官に有罪判決 福岡
毎日新聞
2022/10/26 17:51(最終更新 10/26 17:51)
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暴力団関係者らに捜査情報を漏らしたとして、地方公務員法(守秘義務)違反に問われた福岡県警田川署の元巡査長、田中恭平被告(35)=同県飯塚市=に対し、福岡地裁は26日、懲役1年2月、執行猶予3年(求刑・懲役1年2月)の判決を言い渡した。神原浩裁判長は「金銭的利得を期待し、関係を維持しようとした動機に酌量の余地はない。同種の事案の中でも悪質性は高い」と述べた。
判決は、被告が漏えいしたのはプライバシーの度合いが高い個人の住所や犯歴などのほか、機密性の高い捜査情報で、いずれも「厳に秘匿されるべき情報だ」と指摘。漏えい先には暴力団関係者も含まれていたとして「警察公務に招いた不信は大きい」と非難した。
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