日本で新たな「氷河」発見なるか 白馬の調査、最前線に密着

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杓子沢の雪渓を掘り進める調査隊=長野県白馬村で2022年9月18日、滝川大貴撮影
杓子沢の雪渓を掘り進める調査隊=長野県白馬村で2022年9月18日、滝川大貴撮影

 日本で新たな「氷河」を見つける研究は今も続いている。長野県白馬村教育委員会と新潟大・山岳環境研究室(奈良間千之<ちゆき>教授)などは、北アルプスの白馬大雪渓から近い杓子沢(しゃくしざわ)雪渓など3カ所を調査し、日本で8番目となる氷河発見を目指している。調査隊に同行し、氷河研究の最前線に迫った。【滝川大貴】

 だだっ広い雪渓に、ドリルの甲高いモーター音が響く。「また岩に当たった。掘り直しましょう」。現場で調査を仕切る大学院博士課程3年で、日本学術振興会特別研究員の有江賢志朗さん(27)が、隊員の山岳ガイドらに声をかけながらアイスドリルを引き抜く。未明からの山行と先の見通しの立たない調査に、表情に少し疲れの色が浮かぶ。

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