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第81期名人戦

第81期名人戦七番勝負は、初挑戦の藤井聡太王将が渡辺明名人を破り、4勝1敗で名人位を奪取。最年少名人獲得記録を更新、史上2人目の7冠を達成した。

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第81期名人戦A級順位戦 斎藤慎太郎八段-藤井聡太王将 第17局の5

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逃した[先]7四歩

 図で斎藤も再び長考。夕休明けもしばらく考え、[先]6四馬と飛車にプレッシャーをかけた。[先]7四歩を指したかったが[後]8九と[先]7三歩成[後]同金[先]4五桂に[後]同銀[先]同銀と取り合うのが「しっくりこなかった」と斎藤。以下[後]4四歩に[先]5四香まで読んだが、この変化を重要視せずに考えるのをやめてしまった。

 しかし藤井が検討を続ける。[先]5四香[後]6三飛に[先]7四歩(参考図)を指摘。後手は堅さを生かして攻めたかったが有効な手がなく、少し自信のない形勢だったという。そこで[後]7二金と引くつもりだったが[先]5六銀と引いておけば先手十分。

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【第81期名人戦】

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