特集

習近平の中国

習近平体制は党大会を経て3期目が始動。権力集中が加速する異例の長期政権は、どこに向かうのでしょうか。

特集一覧

「中国式現代化」や台湾政策、習カラー鮮明 共産党規約全文公表

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
中国共産党の第20回党大会に登場した習近平総書記(手前)=北京で2022年10月16日、ロイター
中国共産党の第20回党大会に登場した習近平総書記(手前)=北京で2022年10月16日、ロイター

 中国共産党は26日、22日閉幕した第20回党大会で改正された党の最高規則・党規約の全文を公表した。習近平総書記が掲げる欧米とは異なる発展モデル「中国式現代化」や「『台湾独立』に断固として反対し、抑え込む」といった文言が盛り込まれるなど習カラーが鮮明となった。

 台湾政策に関しては、「祖国を完全に統一する」といった従来の文言からさらに強まった。「世界一流の軍隊を建設する」とする文言も盛り込まれ、「強軍」を掲げる習氏の意向が強く反映された形となった。

 16日の党大会開幕日の活動報告で習氏が掲げた「中国式現代化」についても、「我が国の社会主義の建設は、我が国の国情から出発し、特色ある社会主義の道を歩み、中国式現代化によって、中華民族の偉大な復興を全面的に推進しなければならない」と明記。中国独自の発展モデルを追求することを強調した。

この記事は有料記事です。

残り340文字(全文707文字)

【習近平の中国】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

ニュース特集