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「1票の格差」が最大3・03倍だった7月の参院選は投票価値の平等を保障した憲法に反するとして、弁護士グループが選挙無効を求めた訴訟の判決で、札幌高裁は27日、請求を棄却する一方、選挙区の区割りを「違憲状態」と判断した。大竹優子裁判長は国会の格差是正への取り組みを不十分と指摘し「違憲の問題が生ずる程度の著しい不平等状態にあったと言わざるをえない」と述べた。原告側は即日上告した。
同種訴訟は全国14の高裁・高裁支部に計16件起こされ、今回は5件目の判決。違憲状態の判断は大阪、東京に続き3例目となる。各地の判決は11月までに出そろう予定で、その後、最高裁が統一判断を示す見通し。
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