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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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「災厄」象徴、煙の元は 侵攻後出国 露アーティスト 松戸に壁画「見る人が解釈を」 /千葉

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レプリカの前で作品について解説するアンドレイ・ビエルゲルさん=松戸市で2022年10月15日午後2時37分、柴田智弘撮影
レプリカの前で作品について解説するアンドレイ・ビエルゲルさん=松戸市で2022年10月15日午後2時37分、柴田智弘撮影

 松戸競輪場(松戸市)の広場に10月中旬、巨大な壁画のレプリカが登場した。制作者はウクライナ侵攻に反対しているロシア人アーティストのアンドレイ・ビエルゲルさん(36)。侵攻後に言論統制が強まる母国を離れ、中央アジアのキルギスで制作した。来日中のビエルゲルさんは「作品の解釈は見る人に委ねる」としているが、もうもうと立ち上る煙は戦火を想起させる。【柴田智弘】

 壁画のタイトルは「Thymos(テューモス)」。古代ギリシャ語で困難に立ち向かう「気概」を意味する。母国を逃れたビエルゲルさんが3月、キルギスの首都ビシケクにあるコンクリート壁にスプレーを使って描いたものだ。

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【ウクライナ侵攻】

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