特集

ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

特集一覧

論点

ロシアの核使用はあるか

  • コメント
  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

 ロシアのウクライナ侵攻から8カ月が経過した。欧米の支援を受けたウクライナ軍の猛烈な反転攻勢で、ロシア軍の苦戦が続く。追い込まれたロシア側が核兵器を使うのではないか、との観測すら出ている。プーチン露大統領が「核使用」という究極の選択をすることはあるのか。ロシアと日本の専門家に聞いた。

戦況好転せねば正念場 小泉悠・東京大先端科学技術研究センター専任講師

 現在、ロシアによる核使用の危険性が高まっているのは明らかだ。通常戦力で勝てていれば核を使用する必要はないが、核を持たないウクライナに負けている。プーチン氏が9月に予備役兵の部分的動員を命じたが、その本隊を今後、戦場に投入し、負けた場合にどうするのか。ロシアだけでなく、我々にとっても正念場となる。

この記事は有料記事です。

残り3572文字(全文3897文字)

【ウクライナ侵攻】

時系列で見る

コメント

※ 投稿は利用規約に同意したものとみなします。

あわせて読みたい

マイページでフォローする

ニュース特集