「私の拘束にも政争が?」中国でスパイのぬれ衣、鈴木英司氏の信念

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中国共産党大会で、退席を求められた際、李克強首相(手前右から2人目)の肩に手をかける胡錦濤前総書記(中央で肩をつかまれている男性)。手前右端は習近平総書記=北京で2022年10月22日、AP
中国共産党大会で、退席を求められた際、李克強首相(手前右から2人目)の肩に手をかける胡錦濤前総書記(中央で肩をつかまれている男性)。手前右端は習近平総書記=北京で2022年10月22日、AP

 2016年に中国の国家安全部にスパイだとして拘束され、今年10月11日に解放された日中青年交流協会理事長、鈴木英司氏(65)。なぜ鈴木氏が狙われたのか。今の中国への思いは。毎日新聞のインタビューに、思いを語った。

 このインタビューは連載「邦人収監」の番外編です。
 このほかのラインアップは次の通りです。
 【独自】北京空港で目隠し、突然の拘束
 第1回 新華社が報じていない話題は違法
 第2回 日本の研究者について聴いた取調官
 第3回 中国のスパイが明かした活動の実態

 ――訪中歴は200回以上。どのように中国に関わるようになったのですか。

 ◆1984年に日中交流の訪問団で中国に行き、そこで中日友好協会副会長の張香山(ちょう・こうざん)氏と出会ったのが大きい。張氏は夜の宴席で、ある会議での私の質問について「非常に良かった」と声をかけてくれた。以来、張氏と親交を深め、訪中のたびに会った。

 それ以来、日中友好活動が私のライフワークとなった。日中青年交流協会を立ち上げ、若者の交流に…

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