犬の世話で就労支援 仙台のNPO「障害ある人の選択肢広げたい」

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NPO法人「ふるれっと」代表の石田正臣さん(左)と犬の世話をする女性=仙台市青葉区新川で2022年10月6日、平家勇大撮影
NPO法人「ふるれっと」代表の石田正臣さん(左)と犬の世話をする女性=仙台市青葉区新川で2022年10月6日、平家勇大撮影

 仙台市のNPO法人「ふるれっと」は、犬の保護・繁殖と障害者就労支援の両立に取り組んでいる。事業所として障害のある人を受け入れ、犬の世話やトイレ掃除などの作業を担当する取り組みで、ペット関連の就労支援は珍しいという。石田正臣代表(36)は「障害のある人の進路の選択肢を広げたい」と意気込む。【平家勇大】

 石田さんは2年前、一部の悪質なブリーダーにより繁殖犬が劣悪な生育環境にあることを知り、適切に飼育するブリーダーを目指して開業した。同じ頃、障害者施設で働く親類から障害者が就労施設で得る工賃の低さなどを聞き、就労支援にも関心を持ったという。両立に向け、施設で勤務経験があるスタッフを雇い、今年1月に法人を設立した。

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