昨季補殺王の「レーザービーム」 オリックスのサヨナラ勝ち呼ぶ好守
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プロ野球「SMBC日本シリーズ2022」の第5戦(27日、京セラ)で、オリックスは6―4でヤクルトに逆転サヨナラ勝ちし、成績を2勝2敗1分けの五分に戻した。緊迫する接戦をものにした勝利に大きく貢献したのは、初回の「ラオウ」の好守だった。
一回、ヤクルトに1点を先制され、なおも2死一、二塁のピンチだった。ここで6番・キブレハンに右前安打を許したが、右翼手の杉本裕太郎は猛然と打球にチャージし、捕球するやいなや素早く本塁へ返球。ワンバウンドして捕手のミットに「ストライク」送球し、二塁走者の俊足・山田哲人を本塁で刺した。その強肩もさることながら、190センチ、104キロの大きな体の動きに一切の無駄がなかった。
オリックスファンには周知のことではあるが、杉本は、足も速いし、守備もうまく肩も強い。2021年はパ・リーグ外野手1位の補殺「11」をマーク。21年シーズンは本塁打王に輝くなど、パワーが注目される杉本だが、実は「走攻守」三拍子そろった選手なのだ。
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