連載

ぶんかのミカタ

ある文化的なテーマを上・下に分けて解き明かします。

連載一覧

ぶんかのミカタ

変わる地域、関わる「表現」/下 劇場育む東九条の文化つなぐ=蔭山陽太

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
2022年10月、劇場ロビーで開かれたフードバザー。昨年と合わせて約20万円が集まった
2022年10月、劇場ロビーで開かれたフードバザー。昨年と合わせて約20万円が集まった

 ◆THEATRE E9 KYOTO支配人 蔭山陽太

 2019年6月22日、JR京都駅から東南方向に徒歩15分足らずの場所、東九条というまちの鴨川のほとりに民間小劇場「THEATRE E9 KYOTO」(シアター・イーナイン・キョウト、E9)が開館した。半世紀前に小さな工場として建てられ、30年ほど前から不動産会社の倉庫になっていた鉄骨2階建ての建物は、カフェとコワーキングスペースを併設した約90席の劇場に生まれ変わった。その翌年に世界を襲った新型コロナウイルス禍の荒波にもまれながらも、4年目の今も元気にたくましく育っている。

 それは何より、15~17年に京都市内で五つの小劇場が閉館するという事態に際して私たちが劇場建設プロジェクトを始めてから、全国の舞台芸術を愛する多くの人々や賛同してくれた企業、そして地元、東九条の住民の皆さんが、変わらぬ支援を続けてくださったからこそである。

この記事は有料記事です。

残り1762文字(全文2157文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集