生きていた3本足のエゾシカ 野生動物が問いかける命の重さ

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 「おいら」は生きていた――。毎日新聞が2019年11月に報じた3本足のエゾシカが、再び北海道根室市の風蓮(ふうれん)湖湖畔に現れた。ハンターに撃たれたのか、交通事故に遭ったのかは分からない。しばらく姿を消していたが、野犬にも襲われず、いまも懸命に生きている姿に近くに住む住民は「すごい生命力、がんばれ」とエールを送る。【本間浩昭】

 「おいら」は記者が命名した。左前足を失っても必死に生きる姿を伝えようと、あえて一人称の記事に仕立てた。

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