SNSにあふれる「死にたい人とつながりたい」 対策追いつかず

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写真はイメージ=ゲッティ
写真はイメージ=ゲッティ

 座間事件を機に、SNS(ネット交流サービス)では自殺を誘ったり、手助けを申し出たりする「自殺誘引」の書き込みをしたアカウントを凍結するなどの対策が強化され、行政や民間の相談体制も拡充した。しかし、その後も自殺志願者が被害に遭う事件は後を絶たず、対策が追いついていない。

 ネット上の違法・有害情報の通報を受け付ける「インターネット・ホットラインセンター」(IHC)によると、2021年には自殺誘引に関する通報は2611件あり、そのうち2199件をプロバイダーやサイト管理者に削除依頼し、22年5月末までに1112件が削除された。

 ただ、ツイッター上には今も「死にたい人とつながりたい」といった投稿があふれている。

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