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ソウル雑踏事故

ソウルの路上で2022年10月29日、多くの人々が折り重なるように転倒、150人以上が死亡する雑踏事故が発生。

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「誰かが押した」「横で友人が死んだ」ソウルの事故、雑踏に何が

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ハロウィーンを前に路上に集まった人たち=ソウルで2022年10月29日、ソーシャルメディアに投稿された動画より・ロイター
ハロウィーンを前に路上に集まった人たち=ソウルで2022年10月29日、ソーシャルメディアに投稿された動画より・ロイター

 ハロウィーンのイベントで盛り上がるソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)で起きた雑踏事故は、10万人以上が駅周辺に集う中、幅約3メートルの狭い道で発生した。朝鮮日報は、群衆の中で人が次々倒れ、約30分間以上、身動きできない状況だったという当時の状況を報じた。全文を翻訳掲載する。(一部の表記は日本の読者に分かりやすく修正しました)

   ◇

 29日、ソウル市の竜山(ヨンサン)区梨泰院で開かれたハロウィーンパーティーに数万人が集まり、圧死とみられる事故で100人以上の死傷者が出た。現場にいた人々は「傾斜したところで突然、誰かが押した」と経緯を明らかにし、「30~40分間、ギュッと挟まれたまま身動きできなかった」としている。

 韓国中部・大田(テジョン)から友人と一緒に梨泰院に来たというチョンさん(31)は「(梨泰院駅前の)ハミルトンホテルの裏通りを歩いていると、突然後ろか…

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