特集

ソウル雑踏事故

ソウルの路上で2022年10月29日、多くの人々が折り重なるように転倒、150人以上が死亡する雑踏事故が発生。

特集一覧

ソウル雑踏事故は「予見された惨事」? 150人超死亡招いた“不備”

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
事故が起きる直前、多くの人でごった返す梨泰院の路上=ソウルで2022年10月29日、聯合ロイター(画像の一部が加工されています)
事故が起きる直前、多くの人でごった返す梨泰院の路上=ソウルで2022年10月29日、聯合ロイター(画像の一部が加工されています)

 ハロウィーンを控えた週末、警察などはソウル最大級の繁華街である梨泰院(イテウォン)に10万人以上が集まると予想し、警察官らを配置していたにもかかわらず、150人以上が死亡する事故を防ぐことはできなかった。韓国メディアは「安全対策がなかった。予見されていた惨事だ」(東亜日報)などと、対応の不備を指摘している。

「人員配置が圧倒的に不足」指摘も

 現場は梨泰院駅の出口がある大通りと、この通りと平行に走り、有名な飲食店やクラブが集まる「世界の食文化通り」を結ぶ、幅約3・2メートル、長さ約40メートルの狭い坂道。韓国メディアによると、人が集まるまでは自然に右側通行での行き来が可能だったが、夜がふけるにつれ、行き来ができないほどの人で埋め尽くされた。坂道を下り駅に向かおうとする人と、坂道を上って飲食店などに向かおうとする人がぶつかり、身動きが取れなくなっていた模様だ。

 混乱に備え、消防や警察当局は梨泰院周辺に人員を配置していたが、圧倒的に不足していたとの指摘も出ている。…

この記事は有料記事です。

残り833文字(全文1268文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

ニュース特集