貧農出身、軍政に反発し拘束も経験 ブラジル大統領復帰のルラ氏

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支持者の行進を率いるルラ氏=サンパウロで2022年10月29日、ロイター
支持者の行進を率いるルラ氏=サンパウロで2022年10月29日、ロイター

 中南米を代表する左派が、12年ぶりに大統領官邸に返り咲いた。

 北東部ペルナンブコ州の出身。貧しい農家の8人兄弟の七男で、家に風呂はなく、数キロ離れた湖で体を流した。サンパウロ州に出稼ぎに行った父を追いかけ、7歳で母親や兄弟とともに故郷を離れた。

 1957年、12歳で最初の仕事を得たのは、サンパウロ州で日系人が経営するクリーニング店だった。その後、金属を切削加工する旋盤工になったが、事故で左手小指を失った。

 64年、同州の工業地帯の一つ、サンベルナルドドカンポの金属工場で働きながら、軍政に反発する組合に入った。72年に地域の旋盤工が組織する労組幹部となり、75年、29歳で10万人を束ねる委員長に昇進した。

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