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東京地裁で行政訴訟を専門的に審理する民事2部の裁判長が9月1日付で、国側の代理人として主張・立証する法務省訟務局の局長に就任したことを受け、この人事異動に反対する弁護士335人が31日、最高裁と法務省に抗議書を提出した。抗議書は、「判検交流」と呼ばれる裁判所と法務・検察間の人事異動は「裁判の公平性を害する」とし、行政訴訟分野での人事交流の廃止を求めている。
抗議したのは、シリアで拘束されて帰国した後、旅券発行を認めなかった国の処分取り消しを求め東京地裁に裁判を起こしているジャーナリストの安田純平さんの代理人弁護士ら。この裁判の裁判長だった春名茂氏が訟務局長になったため「訟務局長がこれまでの評議の内容を知っているという異常事態が生じている」と批判している。春名氏が裁判長だった別の行政訴訟で原告側代理人を務める駒井知会(ちえ)弁護士も記者会見で、「原告…
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