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オリックス日本一「また神戸を元気に」 96年主力投手・野田浩司さん

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1996年の前回日本一のことを振り返りながらオリックスへの思いを語る野田浩司さん=神戸市で2022年10月19日午前11時55分、潟見雄大撮影
1996年の前回日本一のことを振り返りながらオリックスへの思いを語る野田浩司さん=神戸市で2022年10月19日午前11時55分、潟見雄大撮影

 あれから26年――。プロ野球・オリックスが30日、日本シリーズでヤクルトを破り、ついにまた頂点に立つ日がやってきた。前回日本一は阪神大震災の翌年で「がんばろうKOBE」をキャッチフレーズに掲げた1996年。当時、主力投手として活躍していた野田浩司さん(54)は「これで神戸の人たちもまた元気になる」と喜ぶ。

 野田さんはドラフト1位で88年に阪神に入団。トレードで92年オフにオリックスに移籍し、95年4月に1試合19奪三振のプロ野球記録を打ち立てた。この数字は今年4月にロッテの佐々木朗希投手(20)が完全試合達成時に19三振を奪って並んだが、いまだ超える者は出ていない。

 熊本県出身だが、引退後の今も、ほっともっとフィールド神戸の近くに住んでいる。「神戸のファンに支えてもらった」という思いが強いからだ。

 95年シーズン開幕前の1月、阪神大震災が発生した。変わり果てた神戸の街を見て、「ペナントレースに参加できるのか。こんな時に野球をしていてもいいのか。すごく不安になった」。キャンプが始まっても心は晴れず、集中できていなかったという。

 だが、キャンプが終わって神戸で…

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