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サッカーW杯・カタール2022

サッカー・ワールドカップカタール大会が11月20日に開幕。4年に1度の世界最高峰の戦いの様子をお伝えします

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周囲もあぜん、39歳川島永嗣のストイック伝説 サッカー日本代表

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七五三で記念撮影するサッカー日本代表GK川島永嗣=両親提供
七五三で記念撮影するサッカー日本代表GK川島永嗣=両親提供

 周囲があぜんとするほどストイックで、怒られた人もいる。20日開幕のサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会に臨む日本代表に39歳で選ばれたGK川島永嗣選手(ストラスブール)は、自身が持つW杯における日本代表最年長記録を更新し、選出回数は最多タイの4度目。不惑を目前に今も第一線を走る鉄人の「伝説」は、枚挙にいとまがない。

自宅にゴールを自作

 埼玉県与野市(現さいたま市)出身で、小学2年の時、1学年上の兄がサッカーを始めたのを見て「僕もやりたい」と地元のクラブに入ったが、次第に友人たちとの野球に夢中になった。野球チームに所属していないのに祖母にねだって捕手の防具一式をそろえ、サッカーの練習をサボっては野球に熱中した。母法子さん(72)は「投手ではなく捕手をやりたい。(GKと同じで)受け止めるのが好きだったんですよね」と笑う。

 親友の兄に「プロはみんな、小さい時からボールに触っているんだぞ」と言われ、小学5年でサッカーに打ち込むようになった。チーム事情でセンターバックだったが、ホームセンターで木材とネットを買ってゴールを自作し、自宅の庭で友人にボールを蹴らせてゴールを守る練習をするほどGKに憧れていたという。中学で念願かなってGKになると、2年から県選抜選手の「トレセン」に入るなど瞬く間に頭角を現した。

徹底した食生活

 強豪の浦和東高に進むと、それまで以上にサッカー中心の生活になった。午前5時に起きて朝練習に行き、夜遅くまで練習して帰宅が午後10時を過ぎることもしばしば。栄養学の本を読みあさり、揚げ物や市販の冷凍食品、炭酸飲料は避けるなど食生活も徹底した。

 小学校から高校までチームメートだった綿貫新之助さん(40)は「常に真っすぐで、一生懸命」と評する。練習後に炭酸飲料を飲んでいるのを川島選手に見つかるたびに怒られた。「何回も、一口しか飲んでいないものを捨てられて。『お前、炭酸なんか飲むんじゃねえよ』って」

 法子さんによると、川島選手は体を大きくしようと、…

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