中央アルプスで「絶滅」のライチョウ、80羽以上生存か 復活へ前進

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生息地の一つ、乗鞍岳のライチョウ=2022年8月2日、去石信一撮影
生息地の一つ、乗鞍岳のライチョウ=2022年8月2日、去石信一撮影

 中央アルプス(長野・岐阜県)で半世紀前に絶滅したとされるライチョウの環境省による復活計画が8月、動物園で飼育・繁殖した成鳥とヒナ計22羽の野生復帰に成功し、大きく前進した。2020年夏に北アルプス乗鞍岳(長野・岐阜県)から親子19羽を中アに移入して以降、現地で自然繁殖した個体を加えると、80羽以上が生存している可能性があるという。専門家は、24年に100羽程度に増やす目標の達成に自信を見せる。【武田博仁】

 国の特別天然記念物で絶滅危惧種のライチョウの復活計画は、18年に北アから飛来したとみられる雌1羽が中アの木曽駒ケ岳で確認されたことを契機に始まった。中アに以前いたライチョウは、標本の分析で遺伝子の系統が北アと同じと分かり、20年に乗鞍岳から親子19羽を木曽駒ケ岳に移した。

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