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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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希望と夢乗せ 技術の結晶「ダンボルギーニ」駆け抜けた7年 女川

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ダンボルギーニ1号機の横でポーズを取る今野梱包の今野英樹社長=宮城県女川町で2022年10月28日午後5時5分、百武信幸撮影
ダンボルギーニ1号機の横でポーズを取る今野梱包の今野英樹社長=宮城県女川町で2022年10月28日午後5時5分、百武信幸撮影

 イタリアの高級スポーツカーに似せた実物大の段ボール製模型「ダンボルギーニ」。その技術が間近に見られることで人気を博していた宮城県女川町のショールームが3日、閉店する。東日本大震災で被災後も、ユーモアに全力を投じる遊び心は「復興の象徴」となり、「陛下」の足を止めたことも。ただ、震災から11年半が過ぎ、今野英樹社長(50)は「役割を終えた」として“後続”に道を譲ることにした。展示から約7年、ダンボルギーニが駆け抜けた道とは――。【百武信幸】

 低く、流れるような車体に、どぎついピンク色。今にも動きそうな、それでいて段ボールらしい凹凸感。ミラーやタイヤのホイールの細部に技が光る。制作したのは、女川の隣、石巻市桃生(ものう)町の梱包(こんぽう)会社「今野梱包」の社員たち。3代目社長の今野さんのアイデアを、仕事の合間を縫い約2年かけて形にした技術の結晶だ。

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【東日本大震災】

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